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初めての夜景撮影
初めていいカメラを手にすると、スマホより綺麗に撮れるんじゃないかと、夜景を撮影してみたりしたくなるものです。
自分もカメラを手にしたときは、撮影方法がどうとか、そんなのは全く調べずカメラを手にとって夜景撮影に出かけたものの、ブレブレの写真しか撮れなくてがっかりしたことをよく覚えています。
特に昔のカメラは、夜景撮影にさほど強くなく、ちゃんとした手順を取らないとあまり綺麗には撮影できませんでした。
何も知らなくて適当に撮るとこんな感じの失敗写真をいっぱい撮りました。

初心者の頃によくある写真です。
この写真は、自分がレンズ交換式カメラを手にして間もない頃に撮影した写真です。
なぜこうなるのか、どうしたら普通に撮影できるのか。
構図などは語りませんが、夜景が普通に撮れるまでの手順を書いていきます。

ミラーレスを買ったばかりの方はこちらもどうぞ
まずは三脚があると安心
夜景を普通に撮影するには、まず三脚があると安心です。
カメラ撮影の知識がどれだけあっても、手持ちで長時間露光するのは難しいです。
三脚も値段が本当にピンキリで、一概にどれがいいとは言えませんが、まずは最初の一本を購入するといいと思います。
自分も最初の頃は何も考えずに3000円くらいの安い三脚を買った記憶があります。
三脚を使うときの基本
- なるべく安定したところに立てる
- 三脚についてる水準器で水平を出す
- 構図は決めてから三脚を立てる
この3つを基本で考えてみてください。構図は多くは語りませんが、カメラを手に持ってるときと違って、当然固定されます。
特にカメラの高さ、ハイアングルなのか目線の高さなのか、ローアングルから見上げるのか大きく写真の見え方が違ってきますので、構図を決めてから三脚を立てましょう。
しかし、当然三脚は長く足を長く伸ばせば安定感が損なわれ、ブレやすくもなります。
ここは安い三脚を使う場合は注意しておく点でもあります。
三脚に載せたらレンズの手ブレ補正を切る
レンズによっては手ブレ補正付きのものがあります。
こちらを三脚に載せた時にONにしたままにすると誤作動を起こして写真がブレることがあります。
自分も何回か経験したことがあります。なぜブレてるのか、三脚が原因なのかと考えたんですが、結果は手ブレ補正の誤作動でした。
いつも起こることではないようですが、夜景撮影で三脚を使うときは、基本的には切っておくと安心です。
三脚使用時の撮影設定
ここでは具体的なカメラの設定です。数点おさえておくポイントがあります。
あくまで、「はじめての夜景」という観点で書いていきます。
- モードは絞り優先で大丈夫
- ISO感度は低めに設定
- レリーズまたはセルフタイマーを使用して撮影する
- 設定で「長時間露光のノイズ低減」をOFFにしておく
- JPG+RAWで撮影する
モードは絞り優先で大丈夫
個人的には、はじめのうちは絞り優先で撮ったほうが撮りやすいと思います。
肝心のF値ですが、開放でも良いですが一段絞ると良い描写が得られます。また、F8-11くらいまで絞ると、光条を発生させることができるので、撮りたい絵によってF値を変動させましょう。

ISO感度は低めに設定
基本的にはISO感度は低めに設定します。ノイズが多く乗ってしまうのを防ぐためです。
周囲の明るさ・暗さや三脚の性能などにもよりますが、目安はISO100~400程度。
まずはISO感度100で撮ってみて、シャッター速度が長すぎてブレる場合は少しずつISO感度を上げながら出来上がりの写真を見ながら調整していきましょう。
レリーズまたはセルフタイマーを使用して撮影する
シャッターを押すときはレリーズもしくはセルフタイマーを使用してシャッターを切りましょう。
三脚を立てていても、カメラ本体のシャッターを押す際に、どうしても一瞬のブレが発生してしまいます。
何度か撮り直せばうまくいく場合もありますが、露光時間が長くなるためレリーズもしくはセルフタイマーを使いましょう。
設定で「長時間露光のノイズ低減」をOFFにしておく
カメラの設定で「長時間露光のノイズ低減」というものがあります。
こちらは、デフォルトではONになっていることが多く、写真撮影後にノイズ低減処理を行うため、ただでさえ長い撮影時間がさらに長くなってしまいます。
ノイズ処理は後からRAW現像でもできますので、テンポよく少しでも多く枚数を撮影するため、OFFにします。
JPG+RAWで撮影する
撮影時はRAWでも記録しておきましょう。
夜景撮影はノイズなども乗りやすい撮影条件になります。
RAWで撮影しておくと、後のノイズ処理や明るさ調整など色々な編集にも余裕ができます。
手持ちでも夜景を撮りたい
三脚を立てて構図を決めれば、それはある程度の絵にはなると思います。
でも、いつでも三脚を持っていってるわけじゃないし、どこでも立てられるわけじゃない。
やっぱり手持ちで撮りたいときもあります。その際のちょっとしたコツも書いていきます。
- F値はレンズの開放付近
- できれば単焦点の広角レンズを使う
- 手ブレ補正はONにする
- ブレないシャッタースピード・許容できるISO感度を知ること
- 手すりや壁を利用してなるべくカメラ・身体を固定する
- 無理なときもある
F値はレンズの開放付近
街角イルミネーションなど、周囲が明るい状態の夜景スナップだと少し絞っても大丈夫ですが、基本的には開放付近で撮影したほうが失敗が少ないです。
どうしても開放付近だと描写が甘くなったりすることもありますが、シャッタースピードを稼ぐため、そこはちょっと仕方ない部分でもあります。
ですが、最近のレンズだと開放でもピント芯はカリッとしたレンズが多いです。
できれば単焦点の広角レンズを使う
できれば単焦点の標準から広角気味のレンズを使うといいです。
焦点距離が望遠になればなるほど、手ブレにはシビアになっていきます。
24mm~50mm付近のレンズが使いやすいです。
また、単焦点だと開放F値が小さいレンズが一般的です。
F1.8~F2.8くらいまでの単焦点レンズだと手持ち夜景撮影の大きな手助けになります。
夜景スナップでは光源による大きなボケも楽しめますし、一本持っておくと色々と遊ぶことができますよ。
手ブレ補正はONにする
三脚を使うときは、手ブレ補正を「OFF」でしたが、こちらは忘れずに「ON」にしましょう。
とはいえ、前述の安価な単焦点レンズの場合、手ブレ補正そのものがついてないこともありますので、事前に自分の持っているレンズが手ブレ補正がついているか、ついてないかをチェックしておきましょう。
ブレないシャッタースピード・許容できるISO感度を知ること
自分が持っているカメラ・レンズによって、手ブレ補正の強度というのは結構変わってきます。
自分が使っている、R6mark3では対応するレンズの場合最大8.5段の強力な手ブレ補正をかけることができます。
これは使うカメラによって性能が変わるので、自分の持っているカメラでこのシャッタースピードならブレずに撮れるというラインを決めておくことが結構重要です。
また、同じようにISO感度も、フルサイズミラーレスやAPS-Cミラーレス、マイクロフォーサーズなどセンサーサイズによっても、高感度耐性というのは変わるので、自分のカメラがどのくらいまでなら、ISO感度をあげてもいいなという数値を決めておきましょう。

手すりや壁を利用してなるべくカメラ・身体を固定する
自分自身、撮影時は脇を締めたり、身体を安定させることはもちろんですが、近くにあるものをできる限り利用したり、見つけることが大事になってきます。
手すりの上にカメラを載せて安定させたり、壁に身体を預けたり。
色々と方法はそこら中にあったりしますので、活用するように心がけましょう。
ちなみにこの写真は、少し揺れる歩道橋の上から、揺れが収まる瞬間を狙って撮影したものです。

無理なときもある
とはいえ、悪条件の下では、正直無理なときもあります。
たとえば、山の上の真っ暗なところから望遠レンズで夜景を手持ちで撮影するといった場面です。
そうした状況下では、やっぱりどれだけ知識があっても手持ちでは難しいです。
ですが、その引き際、判断ができるようになればもう十分に夜景撮影ができるという所まで来た証拠ではないかと、自分は思ってます。
最後に
今や、スマートフォンで夜景モードがほとんどの機種に搭載され、簡単に、そして綺麗に撮れる時代。
とはいえ、カメラでしっかりと設定を合わせて撮影するというのも楽しいものです。

自分もそうでしたが、夜景撮影は、初心者のうちは特に難しい印象が強いです。
ですが、手順を守って撮影すると意外と普通に撮れるものなんです。
Webで検索して方法を学び、実際に撮影に臨んだときを思い出します。
綺麗に撮れたときは本当に嬉しかったですね。
そう。まずは普通に夜景を綺麗に。
まずはカメラを持って、夜景を撮りに行ってみてください。


