ホタル撮影に必要な持ち物や場所選びについては、先にこちらの記事で紹介しています。

ホタル撮影の前段階が終わりましたので撮影編です。
この記事の目次
撮影の仕方
現地に着いて、構図を決めて、三脚を立てましたので、次はカメラの具体的な設定です。ホタル撮影には撮り方がいくつかありますが、ここでは自分がホタルを撮影している方法を紹介します。
- モードはMモード
- フォーカスはMF
- レンズの手ブレ補正は切る
取り敢えずこの3つの項目にカメラの設定を合わせてください。
明るい時間帯に三脚を立てられたならその時にAFでピントを合わせてそこでMFに変更してOKです。
その後、ピントリングを動かさないように養生テープで固定しておきましょう。
レンズの手ブレ補正も基本的には切っておきましょう。
三脚に固定した状態で長時間露光すると、手ブレ補正が誤動作をして、かえってブレてしまうことがあります。機種やレンズにもよりますが、自分は切った状態で撮影しています。
カメラの具体的な設定
その前に、レンズの話をさせてください。
個人的には、標準から中望遠のレンズが使いやすいと思います。
広角では広く周囲を写せる反面、ホタルの軌跡が小さくなります。ホタルの光をある程度大きく見せたい場合は標準から中望遠くらいが撮りやすいです。
また、F値がなるべく小さなレンズがあると撮影の幅が広がります。
具体的にはF1.4からF2.8までのレンズだと、暗い所でもホタルの光を写しやすくなります。
- F値は使用するレンズの開放付近
- ISO感度は3200程度を目安に調整
- 露光時間は10秒から30秒程度
- ホワイトバランスは太陽光
- RAW+JPGで撮影する
- 撮影後確認画像の表示をOFFにしておく
- 背景となる写真は明るい時間に何枚か撮っておく
今はミラーレスカメラが主流ですので、撮った写真をファインダー内で画像確認することができます。
周囲の明るさは刻々と変化するので、ファインダー内を見て露出を確認しながらISO感度や露光時間を調整していく感じで進めていきましょう。
背面モニターは暗い場所ではかなり明るく見えて、周りの撮影者の迷惑になることがありますので、使用は控えたほうがいいと思います。
できあがりの写真が明るくなりすぎないようにだけ注意してください。
また、ホワイトバランスは太陽光に固定して、撮影ごとの色味のバランスが崩れないようにしておきましょう。
そしてRAW+JPGで撮影しておくと、露出が暗くなりすぎたり、明るくなりすぎたりした場合にあとから調整も可能です。RAWでも記録したほうが保険になります。
また撮影後の確認画像の表示もOFFにしておくことも忘れずにしておきましょう。
そして大事なのが背景となる写真は真っ暗になる前に数枚撮っておきましょう。
このあたりのポイントを踏まえながら同じ構図で何枚も撮ってみてください。
同じ構図で何枚も撮るのは、撮影後に複数の写真を重ねて、一枚の写真に仕上げるためです。
撮影後の比較明合成
ホタルの光は一枚の写真だけでは少なく見えることがあります。そこで、同じ構図で撮影した複数の写真から、ホタルの光が写っている明るい部分を重ねていきます。これが比較明合成です。
合成前に明るさを調整したり、良さそうな写真をフォルダ分けしておくと合成する際にスムーズにいきますので、先にその作業を終わらせておくと良いと思います。
比較明合成は専用のソフトウェアを使うと簡単に合成できます。
おすすめは「SiriusComp」です。Windows用のフリーソフトなので無料で使うことができて、動作も早いのでオススメです。
使い方はリンク先が公式サイトになってます。基本的な使い方も紹介されているので、そちらを参考に操作してみてください。
実際に比較明合成をすると、このような写真が合成できます。

こちらは背景となる写真と、ホタルが出始めてからの写真を4-5枚合成しております。
背景になる写真は、少しF値を絞って撮っておくと、周囲の雰囲気も残しやすいと思いますので参考にしてみてください。
最後に
ホタル撮影は、最初は設定やピント合わせが難しく感じのではないでしょうか。
ですが、明るいうちから準備をして、何枚か試しながら撮っていけば、少しずつ感覚を掴んでいくことができます。
なによりも実際に撮りに行ってみることが重要だと思います。
一回で完璧には撮ろうとせず、ゆっくり覚えていけばいい
何度か失敗しながら、少しずつ自分の思い描いた写真に近づけていく
これも写真の楽しみの一つだと思っています。
準備については前の記事でも紹介しておりますので、これからホタル撮影に行ってみたい方は、合わせて見てみてください。


