この記事の目次
はじめに
カメラの初めたてのころは、何もわからずキットで付いていたズームレンズを使っていました。
そもそも写真の撮り方もあまり何も考えずシャッターを切るだけでした。
でも、いわゆるボケが綺麗な写真というのが撮れませんでした。
少し調べていくうちに大きくボケた写真は単焦点レンズというもので撮られているということがわかりました。
単焦点レンズとは
単焦点レンズとは焦点距離が固定のレンズのことです。
例外はありますが、ズームできない代わりに、小型で、F値が小さく明るいレンズになっています。
比較的、エントリーモデルの単焦点レンズは、ズームレンズよりも安価で手にしやすいという特徴があります。
単焦点の特徴
単焦点レンズには大きく4つの特徴があります。
- 基本的に小さく軽い
- F値が小さい
- ズームができない
- 画質がいい
基本的に小さく軽い
フラッグシップ的な単焦点レンズはズームレンズより大きく重いことがありますが、基本的な単焦点レンズは小さく軽い事がほとんどです。
ですので、ズームレンズを持ち運ぶよりカメラ全体の重さが軽く、気軽に持ち運べるようになります。
単焦点レンズの大きな強みの一つだと思います。
F値が小さい
一般的なズームレンズはF2.8くらいまでのものが多いです。(※例外もあります。)
ですが、単焦点レンズは明るいものならF1.2などもありますし、一般的なものでもF1.8などでも比較的安価で売られています。
いわゆる大きなボケを作って、ミラーレスならではの写真を楽しみたい場合は単焦点レンズを使うというのはとても有効な方法です。
ズームができない
単焦点なので当然ズームができません。
自由な画角というのは得られませんし、思った絵にならない場合は足を使って移動したりしてみる必要がでてきます。
これはマイナス面でもありますし、逆にプラスにも働きます。考え方次第なところが大きいです。
画質がいい
ズームレンズというものはズームするために多くのレンズを使っていて、そのためどうしても画質というものが落ちてしまいます。
逆に、単焦点レンズはレンズ群が少ないため、画質への影響が少なく、高画質になります。
ですが、正直な話今の時代はズームレンズも画質が良いし、単焦点レンズにしても昔と比べ明らかに画質向上してますので、ここの部分はズームレンズだから画質が悪い・単焦点レンズだから画質が良いと一概に言えなくなってるのが、現状な気がします。
フルサイズとAPS-Cでは見え方が違う
とても大事なことがあります。
例えば50mmの単焦点レンズというのはフルサイズミラーレスとAPS-Cのミラーレスでは見え方・画角が変わってきます。
レンズは基本的にフルサイズを基準に作られていて、フルサイズでは50mmは50mmの見え方なのですが、APS-Cの場合はキヤノンでは×1.6倍、それ以外のメーカーでは×1.5倍の画角になります。
つまりキヤノンの場合は、50mm×1.6=80mmとなります。
なのでかなり狭い画角となってしまいます。
キヤノンの場合では、APS-Cでのフルサイズにおける50mmの見え方は、31mmあたりです。35mmですと、22mm前後です。とてもわかりにくいですが、ここを理解しておく必要があります。
自分は、焦点距離の画角をそのまま使いたいという理由で、フルサイズカメラが欲しくなって移行していったことを思い出します。
こうした見え方の違いを理解してレンズを選ぶ必要があることを覚えておいてください。
APS-Cだから悪い、フルサイズだから良いという話ではありません。
ただ、単焦点レンズを選ぶときは、この画角の違いだけは最初に知っておくと、購入後に「思っていた画角と違った」と後悔しにくくなります。
最初の一本を選ぶなら
フルサイズミラーレスの場合、50mmをオススメします。
理由としてはフルサイズ換算の50mmというのは個人的にはとても使いやすいです。
あまり画角についてここでは述べませんが、写真始めたてのころだとちょっとだけ狭く感じるかもしれません。
ですが、その少しの画角の狭さが、構図の整理に役立ったりすることもあります。
キヤノン基準ですが、とても安価なレンズがありますので、なによりも手を出しやすいという一面が一番大きいですね。
APS-Cカメラを使っている場合はキヤノンでいうと35mmのレンズがオススメです。
換算でいうと50mmを超え56mmという数字になりますが、昔のことですがEF35mm F2というレンズをAPS-Cカメラにつけて使ってましたが、使いやすかったです。
本来50mm相当の画角を求めるなら31mm前後になります。
ですが、キヤノンRFでは選択肢が限られるため、自分なら35mmをおすすめします。
単焦点はどんな人にオススメかそうでないか
- 写真をボカしたい
- なるべく軽いカメラで持ち運びたい
- 動いて写真を撮ることを覚えたい
単焦点レンズの大きな特徴の3つですが、これをみて共感できる方は単焦点レンズを挑戦してみましょう。
逆に単焦点レンズ最大のデメリットは画角が変えられないということです。
自分は一年間50mmの単焦点レンズ縛りで撮影したことがあります。
確かに距離感や感覚は養われたところもあるのですが、最後の方ではこれは50mmでは撮れないなという諦めでした。
画角に対する諦めを覚えてしまったのです。
ですので、本当に一長一短なところもあるので、合う合わないが大きく出ます。
ですが、それでも写真の楽しさを知ったのは自分は単焦点レンズだったので、ぜひ触ってみてほしいというのが本音です。
最後に
単焦点レンズは決して誰にでもおすすめできるレンズではありません。
ズームができない不便さもありますし、人によっては「やっぱりズームレンズの方が使いやすい」と感じることもあると思います。
ですが、自分にとっては写真の楽しさを教えてくれた一本でした。
ボケを楽しんだり、自分で動いて構図を考えたり、今の写真の撮り方の土台になっているのは、単焦点レンズを使っていた経験があったからだと思っています。
もし「ボケる写真を撮ってみたい」「いつもと違う写真を撮ってみたい」と思っているなら、一度単焦点レンズを手に取ってみてください。
合わなければズームレンズに戻せばいいだけです。
でも、もしかしたら写真がもっと好きになるきっかけになるかもしれません。


