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この記事の目次
はじめに
一眼レフを始めたてで、まだ写真の撮り方が全然わからなかった頃
滝・渓流が絹のように流れるような写真をみて、こんなのどうやって撮るんだろうと憧れたのを今でも覚えています。
自分も撮ってみたくなって、撮影方法を調べて撮りに行った記憶があります。
夏真っ盛り。滝や渓流に行く人も多い季節です。
そこで今回は、カメラ初心者でも挑戦できる滝・渓流の撮り方を書いていこうかと思います。
水が絹のようになる理由と方法
滝や渓流を絹のように撮る方法は「スローシャッター」で撮影することです。

夜でも無い限りスローシャッターで撮影しようとすると、露出がオーバーになることがあります。
滝・渓流は森の中にあることが多く、少し暗い場所というのが大半ですが、それでもF値をF22とかまで絞って撮らないといけなくなるので、光を抑制してあげることが必要になってきます。
光の量を抑制する「NDフィルター」というものです。
ですが、絶対に必要かというと、本当に時と場合によるとしか言えません。
朝早い時間帯・夕方・夜、暗い森の中の滝。
こうした状況であればなくても撮れることがあります。実際上の滝の写真はNDフィルターなしで撮っています。
しかしあると便利なことが多いので一枚持っておくといいかもしれません。
必要なもの
- 三脚
- NDフィルター
- CPLフィルター
三脚
今回の渓流・滝のスローシャッター撮影では三脚は必須です。
手持ちはかなり難しいです。しかし、最近のカメラと協調手ブレ補正があれば、できなくは無いでしょう。
とはいえあまり遅いシャッタースピードは難しいと思います。
また、どこかの石や手すりの上に置くというのも構図が限られますし、落下の危険性もあります。
ある程度しっかりした三脚を一本持っておくと良いでしょう。
NDフィルター
NDフィルターとはレンズに入る光を減らしてくれるフィルターのことです。
ND4・ND8のように数字が書いてあります。これは光の量を1/4や1/8に減らしてくれるという意味です。
カメラに入る光を減らしてくれるので、昼間でもシャッタースピードを遅くできるようになります。
自分はND8を一枚持っていて、よく使う標準ズーム・望遠ズームともに同じフィルター径なので一枚持っておくと複数の場面で使えるので便利です。
ちょっと脱線ですが、ズームレンズを揃えるときはフィルター径も考えながら揃えるといいですよ。
そして滝・渓流の場所は森の中で少し暗いところが多いですが、そうではないところもあるので、これらのフィルターを一枚持っておくと撮影の幅が広がります。
フィルターが無くても昼間にシャッタスピードを下げるのは絶対に無理というわけではありません。
F値を22などできるだけ絞って、ISOを拡張で50に設定するなど、方法はあります。
それでも光の量によっては難しい場合もありますので、一枚買っておきたいですね。
ちなみにフィルターはあまり安いものはおすすめしないです。レンズは立派なのに安いフィルターをつけることで、逆に解像度が悪くなったりすることもあります。
有名メーカーのKenko・marumiあたりを使ってればだいたい間違いありません。
※購入の際はフィルター径を確認してください
CPLフィルター
このCPL(円偏光)フィルターというのは、光の反射を防いでコントラストを上げるためのフィルターです。
このフィルターは水をスローシャッターで撮ることに関しては関係は無いのですが、風景写真では定番のフィルターで、滝・渓流では岩肌の質感を出したりするのに役に立ちます。
このCPLフィルターは製品によって違いますが、大体光の量を1段から2段落とす性質があります。
NDがなくて、そんなに明るくなければこちらで代用も可能ということを知識として覚えておくといいと思います。
実際の撮影方法
この記事を書き始めて、折角なので近くの滝で何枚か写真を撮ってきました。

この写真の撮影の考え方
自分のやり方ですが、上の写真の設定の決め方を書いていきます。
- 構図を決めた後三脚設置→カメラ据付→レンズの手ブレ補正を切る
- モードはマニュアル
- まずISO100に設定
- F値を8に設定
- 水量などにもよるのでSSは何度か撮ってみて良さそうなところを探す(0.5から2秒が好み)
- 上の写真では2秒に設定して、ND8を装着
- 白飛びを防ぐためカメラの露出ゲージをみながら-1EVあたりになるところを探す。
- この状況では暗すぎたが、F値は8から下げたくなかったので、ISOを200にあげる
- 丁度よさそうだったのでシャッターをタイマーにして撮影
- 帰って現像で全体を好みの明るさに調整する
ちょっとこの内容ではわかりにくいと思います。
写真始めたての初心者向けの方法
- 構図を決めた後三脚設置→カメラ据付→レンズの手ブレ補正を切る
- 撮影モードはTvモード(シャッタスピード優先)
- 画面を見ながらシャッタースピードを下げていく
- 画面の明るさがちょうどいいところでシャッターをセルフタイマーモードにして撮影
- あまり水が流れていなかったらND8フィルターを装着
- 画面が暗くなるので、また同じくらいの明るさまでシャッタースピードを下げる
- セルフタイマーで撮影
最初は細かい設定を気にしなくても大丈夫です。まずはシャッタースピードを変えながら何枚か撮ってみると、水の流れ方の違いがよく分かります。
初めはこのやり方で十分だと思います。
あとは撮ってるときに試しにホワイトバランスを白熱電球にしてみたり、色々変えてみて遊んでみても面白いと思います。
慣れてきたらマニュアルモード(M)に挑戦してみましょう。
私は普段、ISO100・F8or11を基準にしてシャッタースピードを決めています。白飛びを防ぐため少し暗め(-1EV程度)で撮影し、RAW現像で明るさを整えることが多いです。

シャットスピード別の作例
折角なのでシャッタスピード別で撮影してみました。
水量などで変わるので同じようにはいきませんが参考にしてください。








作例
他にも昔に撮影した、滝・渓流の写真を置いておきます。
撮影のイメージに参考にされてください。




最後に
滝や渓流のスローシャッター撮影は、一見凄そうに見えるので難しいのかなと思われがちです。
ですが実際に手順を覚えると、とても簡単に撮影できます。
初めは有名な場所じゃなくても大丈夫です。
まずは近所の川とかでも、ちょっと水の流れる場所をシャッタースピードを変えながら撮ってみてください。
それだけでも、写真の雰囲気は大きく変わります。
そして、自分なりにいい写真が一枚撮れると、写真の楽しさがまた少し広がって行くと思います。
ぜひ撮りに行ってみてください。


